会計ソフトの種類について

公開日:2022/02/01  最終更新日:2022/02/08


ペーパーレスやテレワークなど働き方の変化を求められるなかで、中小企業では会計ソフトの導入が促進されています。会計ソフトを使いたいけど、そのために知っておくべきことは?どのように活用すべき?という疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。ここでは会計ソフトについて、その種類やおすすめのソフトなどをご紹介します。

会計ソフトとは?

会計ソフトとは、会計業務を効率的に行うためのソフトで、収支などのお金の動きを管理・集計して決算書作りの段階まで対応できるものです。一般的には、仕訳の記録やその記録をもとに売掛金/買掛金台帳、賃金台帳、試算表などを作成する機能を有しています。紙ベースで管理するとお金の動きを伝票に記載したうえで、元帳に転記する必要があり、簿記の知識を持った人が必要となります。

また、手作業のためダブルチェックが必要となり、人件費がかさみます。会計ソフトを使用することで、人的ミスの防止や手間と時間の軽減につながり、会計業務に関わる業務の負担やコストを大幅に抑えることができます。パソコンだけで作業が完了するため、テレワークでも対応が可能です。

会計ソフトの種類

会計ソフトには、企業規模の大きさや財務会計と管理会計どちらに強いか、想定ユーザーの違いなどによってさまざまな種類がありますが、大きく二つに分類できます。

■クラウド型

主にオンライン上で会計管理・処理を行います。初期費用は基本的に無料で月々の費用かかかる月額料金プランです。ソフトを導入した後でも、使い勝手や機能に関して不満がある場合には解約できますし、追加費用もかかりません。導入コストが安く、簿記の知識がそれほどなくても操作が簡単です。常にインターネットに接続しているため、新しい会計制度への対応や最新版へのソフトウェアのアップデートに柔軟に対応できます。

ハードウェアの障害があっても、データがクラウドに保存されるのでデータが消失するリスクを防げます。パソコンを複数人で共有する必要はなく、IDがあればどこでも誰でも同時にデータにアクセスすることが可能です。つまり、インターネットにアクセスできればテレワークも可能です。会計業務のために出社する必要がなくなるので、さまざま働き方の推進につながります。

■インストール型

主にオフラインで会計業務を行います。最初にWebや家電量販店でパッケージを購入してパソコンにインストールした後は月額料金がかかりません。クラウド型と違って、法改正などが行われるたびに自分でバージョンアップする必要があります。また、追加費用がかかることもあります。

画面の作りこみをできるため、複雑な処理や入力をすばやく行うことが可能です。パッケージをインストールしたパソコンでしかデータを処理できないため、データを外部に持ち出すためにはメディアが必要です。従来はインストール型しかなかったため、ユーザー数はクラウド型より割合が高いです。

中小企業におすすめの会計ソフト

会計業務を効率化してコストを軽減するのに有効な会計ソフトの導入を検討するにあたって、中小企業におすすめのものを見ていきましょう。

■会社規模に合ったもの

たとえば支店単位で会計処理を行い、結果をまとめて本社で一括して損益処理を行うような企業であれば、クラウド型の会計ソフトがおすすめです。インストール型を導入してしまうと本社と支店のやりとりや本社と税理士のやりとりに手間と時間がかかってしまうからです。

記帳だけできればいいのか、経営戦略にまで役立つデータの管理をしたいのかによっても選ぶべきソフトは変わるので、自社にどのようなソフトが必要なのかを導入前にしっかり見極めましょう。

■経理担当者に合ったもの

入社したばかりの社員が経理を担当することもあれば、簿記を熟知していて経営分析やERP(企業資源計画)の管理までできるベテランの担当者もいます。実務レベルが担当者によって異なるため、知識がまだ浅い人は仕分けや伝票入力が簡単なソフトを選ぶべきですし、経験を積んだ人には資金繰りや融資対策などを併用できる機能が備わったソフトを選ぶことをおすすめします。

■経理処理を行う場所

経理の担当者が専任で会計業務を行う場合はインストール型でも問題ないですが、外回りの業務と兼任している場合にはクラウド型のほうが効率よく業務を行えます。テレワークが推進されていたり、拠点が複数あったりする企業ではスマホやタブレットで操作できるクラウド型をおすすめします。

■予算に見合ったもの

インストール型は月額料金がかからない分、初期費用や更新費用がかかります。カスタマイズをするとその分の追加費用もかかるため、予算があまりかけられない場合はクラウド型にすればコストを抑えることができます。

 

会計ソフトは簿記などの知識が充分でない場合や時間に余裕がない状況であっても、経理業務や決算処理などを効率的に行う手助けになります。クラウド型、インストール型それぞれの特徴を把握したうえで、自社に合ったソフトの導入を検討しましょう。

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